こんにちは
超共感 幸せ連鎖メソッド
心理カウンセラーの あまる です
いつもお読みくださりありがとうございます
はじめに 〜心のモヤモヤは気づきの入り口〜
日々の暮らしのなかで、
ふとした出来事に心がざわつくことってありますよね。
でも実はそんなときこそ、自分の心の奥にある
「思いこみ」や「ルール」に気づくチャンスだったりします。
今日は、テレビを見ていたときに、
私の心がモヤッとした出来事をきっかけに、
自分でも気づいていなかった
“ある思いこみ”に気づいたお話をシェアさせてください。
「それ、逆じゃない?」と感じた朝
今朝、テレビを見ていたときのことです。
「次のVTRで着物の襟が逆になってしまっているのですが、ご容赦ください」
そんなアナウンスが流れて、思わず「えっ?」と耳を疑いました。
たしかに、画面の中の襟元は左右が逆。
しかも、それはカンヌのレッドカーペットという、多くの人が見る場面でした。
「明らかに、襟の合わせ方を間違えてる…」
その瞬間、胸の中にモヤッとした気持ちが広がりました。
「どうしてこんな間違いを…」
「こんなに多くの人が見るのに…」
気づけば、そんな言葉が頭の中をぐるぐる回っていたんです。
湧き上がった感情の裏側にあったもの
そのあと、ふと気づいたことがありました。
わたしは、「間違っていたら恥ずかしい」と思っていたんですね。
テレビに出るような人は、正しい作法を知っていて当然。
そうでなければいけない――
そんな思い込みが、どこかにあったことに気づきました。
「人前に出るなら、正しくなければいけない」
そんな考えが、わたしの中にしっかり根づいていたのです。
思考・感情・行動を見つめてみると…
そして、その思考が生んでいたのは、
「なんて恥ずかしい」
「見ていられない」
という感情でした。
わたし自身がずっと、
「間違ってはいけない」
「人に指摘されるようなことは絶対ダメ」
そうやって自分にとても厳しくしてきたからこそ、
無意識のうちに、他人の間違いにも厳しくなっていたのだと思います。
私をしばっていた「心のルール」
そのもっと奥にあったのは、こんな「心のルール」でした。
「正しいことをしなければ非難される」
「間違いは、恥ずかしいこと」
でも……本当にそうでしょうか?
背景を想像してみたら、心がやわらいだ
たとえば、その芸能人も、
カンヌという晴れの舞台で、
着付けの方にすべてをゆだねていたのかもしれません。
もしかすると、その着付けの方も、
世界中から注目される場面に、少し緊張していたのかも…。
あるいは、撮影や移動でとてもあわただしく、
気がつかないまま、時間が過ぎてしまっただけかもしれません。
そんなふうに背景を想像してみると、
私の中にあった“正しさ”へのこだわりが、
ちょっとだけ、かたくるしく感じられてきました。
さいごに 〜自分へのやさしさが、人へのやさしさに〜
あなたにも、ありませんか?
だれかのちょっとしたまちがいに、
心がザワザワしてしまうこと。
もしかするとそれは、
自分に向けている厳しさが、
そのまま他の人にも向いてしまっているサインなのかもしれません。
「まちがえても大丈夫だよ」
そんなふうに、自分にそっと声をかけてあげられたとき、
人にもやさしくなれるような気がします。
あなたの中にある“こうあるべき”って、どんなものですか?
その“心のルール”、いまのあなたにとって、本当に必要なものでしょうか?
心にそっと耳をすませる時間を、大切にしてみてくださいね。
そのやさしさが、きっとあなたをもっと自由にしてくれるはずです。
